小学生プログラミング

小学校のプログラミング授業の目的や内容、メリットを分かりやすく解説!

文部科学省ホームページの「小学校プログラミング教育に関する概要資料」が明記しているプログラミングを授業に導入する目的は以下の4点です。

  • プログラミング的思考を育てる
  • プログラムが情報社会を支えていることに気づく
  • コンピュータを活用して身近な問題解決に取り組めるようになる
  • 各教科の理解度を深める

一言では分かりにくいので、詳しくみていきましょう!

小学校で行うプログラミングの目的

それでは、文部科学省ホームページの「小学校プログラミング教育に関する概要資料」にある、以下のプログラミング授業の目的について見ていきましょう!

  • プログラミング的思考を育てる
  • プログラムが情報社会を支えていることに気づく
  • コンピュータを活用して身近な問題解決に取り組めるようになる
  • 各教科の理解度を深める

プログラミング的思考を育てる

文部科学省か定義するプログラミング的思考とは、

"自分が意図する一連の活動を実現するために、どのような動きの組合せが必要であり、一つ一つの動きに対応した記号を、どのように組み合わせたらいいのか、記号の組合せをどのように改善していけば、より意図した活動に近づくのか、といったことを論理的に考えていく力"

とあります。

簡単にまとめると以下のようになります。

  • 1つの課題を解決するためには、どのような行動を積み重ねていけば良いのか
  • つまづいたとき、その問題を解決するためには、どのような行動をすれば良いのか

というような、課題解決までの道筋を論理的に自分で考えられる力のことをいいます。

この力が身に付くことで、ゴールまでの道筋を考えることができるようになるので、「勉強への理解が深まる」「問題を解く力が向上する」などというメリットがあります。

プログラムが情報社会を支えていることに気づく

小学生のうちから授業でプログラミングに触れることで、スマホやゲーム、様々なシステムがプログラムで支えられていることに気づくことができます。

そこに気づくことができれば、「将来はプログラミングを勉強して自分の大好きなゲームをつくる仕事をしたい!」のように将来の選択肢も増えるかもしれません。

コンピュータを活用して身近な問題解決に取り組めるようになる

授業のなかには、パソコンを活用して問題を解くというような内容もあります。

パソコンを使って問題解決ができるようになれば、自分で問題を解決できる幅が大きく広がります。

各教科の理解度を深める

たとえば、理科の授業で学んだエネルギーがどの道具に利用されているのかを調べる学習などもあります。

エネルギーを知るだけでなく、どこに活用されているのかまでを学習できれば、より理解を深めることができます。

このようにして、それぞれの教科の理解を深めることができるのです。

参考資料:文部科学省ホームページ「小学校プログラミング教育に関する概要資料

どんな内容を学習する?

小学校での学習内容の一部が文部科学省のYoutubeチャンネルにありましたので、具体的な学習内容が気になる方はご視聴ください。

小学校のプログラミングの授業はどこの範囲まで学習する?

小学生では、実際にプログラミングをする学習はしません。

すでにあるプログラムを実際に動かして、プログラムに触れるというイメージです。

「プログラミングスキルを小学生のうちから身につけさせたい!」という場合は、プログラミング教室で学ぶことをおすすめします。

家庭でもプログラミング学習を取り入れるべき?

最近、習い事の選択肢の中にプログラミングも増えてきています。

以下は、株式会社イー・ランニング研究所が行った【2022-2023年:年末年始の習い事に関する意識調査】の調査結果です。

調査方法:紙回答

調査地域:全国

調査機関:2022年12月3日~12月23日

調査対象:子どもを持つ親 計395人

イー・ラーニング研究所調べ「習い事調査結果」Q、2022年、保護者間で話題になった子供の習い事は何ですか?1位英語・英会話スクール、2位プログラミング教室、3位スポーツ系、4位学習塾
イー・ラーニング研究所調べ「習い事調査結果」Q、2023年、子どもに何の習い事をさせたいですか(させる予定ですか)?1位英語・英会話スクール、2位プログラミング教室、3位スポーツ系、4位音楽系

「子どもに何の習い事をさせたいですか?(させる予定ですか?)」という質問に対しての結果で1位英語・英会話スクール、2位プログラミング教室教室とありますが、これは2018年の調査から5年連続となっています。

プログラミングの仕事がこれから伸びていく職業だったり、収入が高かったりすることから、このような結果に至っています。

将来性を考えて「小学生のうちからプログラミングスキルを学んでほしい!」という場合は、学校の授業だけにとどまらずプログラミング教室に通わせることをおすすめします。

プログラミングを習わせるメリット・デメリット

プログラミングを習わせるとなった場合、良いこともたくさんありますが、もちろんデメリットもあります。

とくにデメリットには触れておいた方が絶対に良いので、ここでご紹介しておきます。

「より詳しく知りたい!」という方は、【プログラミングは小学生から学んでおくべき!その理由とデメリットを解説!】でも解説いていますので、参考にして頂けると幸いです。

プログラミングを習わせるデメリット

プログラミングを習わせるデメリットは、以下のとおりです。

  1. 始めるのにパソコンなどの費用がかかる
  2. パソコンと長時間向き合うことの体の心配
  3. 他の教科を勉強する時間が減る
  4. 体を動かすことが少なくなる
  5. 挫折する可能性が高い
  6. ただ楽しむだけになってしまう可能性がある

プログラミングを習わせるメリット

プログラミングを習わせることのメリットは、以下のとおりです。

  1. 論理的思考力が身につく
  2. 学ぶことの楽しみを覚える
  3. 創造力が培われる
  4. コミュニケーション能力が上がる
  5. パソコンの扱いに慣れることができる
  6. 将来、高収入な職に就ける
  7. 将来、会社や場所に縛られなくても良くなる

まとめ

いかがでしたか?

小学校でのプログラミング授業は実際にプログラムを作るわけではない為、スキルを身に付けるというよりは、プログラミングの考え方を身に付けて他の強化の理解度を深めるというところに主な目的があります。

もし、この記事を読んで将来性を感じた場合は、プログラミングの習い事も視野に入れて感が居ていきましょう。

最後までお読み頂きありがとうございました!

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